「うちの子はよく卵を産むんです!」
安産なうちは余裕もありますが、難産になってくるとそうも言っていられません。
いかに卵を産ませない環境を作るかは永遠の課題といっても差し支えないと思います。

卵を産みたくなる(繁殖に適した)環境は、以下の通りです。

・餌が豊富
・外敵がいない
・巣に適した場所がある
・パートナーがいる
・日が昇っている時間が長い
・暖かい

当てはまれば当てはまるほど、産卵に近づきます。

ここで気付くのですが、人間と一緒に過ごしている子だと、ほぼ全て条件を満たしています。
餌は潤沢、籠に守られていて、平らなところを見つけてゴソゴソ巣作りして、大好きな飼い主からは毎日求愛されており、
人工の光ながら長い昼を満喫し、常に暖かい。

愛情をかけて、できるだけストレスのない環境を目指せば目指すほど別な問題がでてくるのは皮肉な話だと思います。

野生では私たちが思う以上に過酷な環境でも繁殖をしていることを考えると、ますます頭が痛いところです。