「食欲があったのでまだ大丈夫だと思って・・・」
という台詞をよく耳にします。

元気だと、もちろんいつも通り食欲があります。
では、逆に食欲があると元気があることになるのでしょうか?
少し考えてみたいと思います。

1,オヤツなら食べた。
 普段と違うものなら食べてくれる、というのは正常なのでしょうか。
 オヤツだけで一日に必要な栄養をとれると思いますか?

2,いつもより少ないが食べた
 その少ない量は一日のエネルギーを満たしてくれますか?

3,吐いているがその分食べている
 なんで吐いているのでしょう?
 人間でも、吐いているときはそれなりの理由がありますよね?
 一回だけならまだしも、二回三回と続くのは問題ないのでしょうか?

4,便は出ていない、あるいは下痢が続いているが食べている
 本当に食べていますか?
 きちんと食べていれば、その分排泄されますよね?
 動物のおなかの中は四次元でできていません。
 下痢になっている場合は、きちんと消化吸収されていないので食べていないのと似たようなものですよ?

5,食べていて、吐いてもおらず、便も出ているが痩せてきた気がする
 具体的に、どの程度痩せたか評価しましたか?
 人間が抱いてみて軽さを感じるときは、かなり体重が減ったときです。
 
などなど。
簡単にではありますが、どれも経験上聞いたことのあるお話です。
獣医さんに診察してもらって「何もないよ」
と言ってもらうのは億劫かもしれませんが安心材料になります。
素人目には同じ症状でも、診断名が異なる場合もありますし、
思わぬところが糸口になって病気が見つかることも多いです。

早め早めの検診を心がけたいですね。