電話相談やメール相談について改めて思っていること

基本的には来院しない限り質問に答えることはできません。
顔もみたことのない相手に責任のある大事なことはいえません。
カルテのないひとほど食い下がる傾向にありますが、これは曲がりません。

当院の患者さんには、お忙しい中時間を割いて来院していただいています。
それなりの診察料も発生します。
その結果として、私の言葉や行動には責任が生まれているわけです。

手間も時間もお金もかけない相手に診察を中断して電話応対をすることはありません。
メールは履歴が残ります。電話よりなおさら適当なことがいえませんので作成に時間がかかります。
来院中、入院中の患者さんに優先される部分は何一つありません。

Q.「鳥のお腹が大きくて卵があるみたいなんですけどどうしたらいいでしょうか?」
A.「わたしにもどうすればいいかわかりません。病院に行きましょう。」
・本当にそれが卵なのか
・いつから症状があるのか
・本人の状態はどうか
・体重は
・食欲は
・脱水は
・その他の栄養状態は
・呼吸の状態は
・診断に必要な検査ができる状態か
・必要な処置ができる状態か
・何の処置が適切か
・処置の実施
・処置後のケアは必要か

これが自分でリストアップできて、なおかつ診断や判断ができるなら獣医にいく必要はありませんし、質問する必要もないはずです。
あるいは、通常であれば電話やメールでは答えられないことだと理解してもらえるはずです。


餃子パイ
しょっぱいイメージで食べたのですが、どうやら中身はアンコです。美味。