いつ検診にいったらいいのか?というご質問をいただきましたので改めてこちらにも書いておきます。
その時によって言い方は変わるかもしれませんが、目的と大筋はかわりません。

新入りの検診は、お迎えしてより一週間くらい経ってからどうですか?とおすすめしています。
当日では、まだ付き合いが短いのでその子の性格や状態について質問できる材料がないと思います。

幼い雛は、だいたいお迎えしてから二週間以内にトラブルが起こることが多いと思います。環境に慣れることが出来ず、食餌もとれない、寒いなどのストレスから、免疫力が落ちがちになるためです。
なので、まず環境に慣れてもらうところからスタートしてもらうのはどうでしょう。
もし予定日以前に気になる点が見つかれば、早めに来院するようにします。

ショップにいる子たちは、病原菌をもってはいるけれども免疫力で抑え込んでいるので症状が出ていない状態といえます。
ウサギさん、コクシジウムやその他の寄生虫もっていませんか?環境はどうですか?
モルモットさん、ビタミン補給できてますか?
ハムスターさん、その綿食べてませんか?
セキセイインコさん、メガバクテリアもっていませんか?
文鳥さんはトリコモナスもっていませんか?
ヨウムさん、PBFDほんっっっっっっっっっっとうに持ってないですよね?
種類によって注意点は様々です。

鳥さんでしたら、PBFD(サーコウイルス感染症),BFD(ポリオーマウイルス感染症),オウム病、マイコプラズマ症、アスペルギルス症などの伝染病検査は結果が出るまで約2週間かかるので、御希望でしたらお迎え当日に前倒しで実施しておくのも方法です。

伝染病予防の観点からは、一ヶ月は既にいる子とは隔離した環境で飼育できるのが理想です。
まだまだ私たちにも未知の病原体がいるかもしれません。

来院時には、その都度その子に合わせてお話が出来ると思います。
検診といっても、本人に触る時間よりもお話ししている時間のほうが長くなります。