日々の便の観察は重要です。
きちんと食事をとっているのか、とっている量は十分か、消化はできているのか。様々な情報に満ちています。
要は健康なときと異常なときの違いがわかればいいのですが、それがなかなか難しいかもしれません。異常だと気づかなければ次のアクションも起こせないので、ここが治療開始の分岐点になります。

正常な便だとウグイス色をしていて、立体的で盛り上がっています。尿は白い固体部分と、少量の水分にわかれていると思います。

一方で、形を保てないくらい内容に乏しく、粘り気のある便や、ほとんど尿しかないような便だと異常を感じます。ただし、明け方や放鳥時間が長くなったときなどは長時間食餌をとっていないため、このような便になるときがあります。

元気なんだけど白い便しかしなくて・・・という状態が3日続くと、来院時にはすでに体重が1~2割減少していることもよくあることです。