スズメのヒナを保護した時の一例です。
一例であり、これが全てではありませんが簡単なガイドラインがあれば他の鳥さんにも応用できると思います。
また、この文章は保護を推奨するものではありません。

1日目朝

スズメのヒナが道路にいるとのお知らせがありました。
その日はあいにくの雨。体が濡れて、羽を膨らませているヒナを見つけました。
まだ、十分に飛ぶ力がない様子が見られました。周りを見渡すと、親鳥と思われる成鳥のスズメが電線の上にいます。ヒナに近づくと、ジジジジッと警戒するように鳴いています。残念ながら、巣の場所が特定できませんでした。

今回は次のことに注意して行動しました。
・極力親鳥の見えるところでヒナを移動しました。

・ヒナの声が親に届くと思われる場所
・体が濡れて冷えているので、雨宿りができる場所
・人目につきにくく、あまりうるさくない場所
・猫などの外敵が届きにくい場所を選びました。

・親鳥が警戒するので、極力様子を見に行かないようにしました。
・感染症の可能性を考えて、ヒナに触れた人、場所は洗浄を徹底しました。
・保温性、処分のしやすさを考え、段ボールを仮住まいにしました。

・ヒナの便が出ているか否かで、親が餌を与えているかどうかを判断しました。

親がいて餌を運んでくれている状態であれば、私たち人間の出番はありません。
親鳥が世話をして、巣立つのを見守るだけです。

夕方気を付けたことを、また次回書いてみたいと思います。

↓ある程度の高さなら飛び上がれるようです。あと一息!便の形も良いようです。スイカが入る程度の段ボールに、広告の屋根、親が入れる程度の隙間があいています。

親鳥がいるかどうか、かならず確認をします。人間がいると息をひそめているかもしれませんが、近くにいるはずです。