柑橘類によってより手が黄色くなってきたおーくまです。

さて今回で消毒の最後です。

3. 薬剤による消毒

薬剤により効果や注意点が異なるため、主流なものをあげてみます。

A.アルコール (消毒用エタノールやイソプロパノール)

多くの細菌や真菌、ウィルスに有効。

濃度により消毒効果に差が出てくるため、対象物は乾いた状態で使用して下さい。また使用する薬剤により適性濃度が異なります。必ず製品の使用・注意項目を確認下さい。

プラスチック製品で材質劣化の可能性があります。また、引火性があるため使用には注意下さい。

B. 次亜塩素酸ナトリウム

いわゆる塩素。
特定の種類を除き、殆どの微生物に有効。

有機物(汚れ)の存在によって効果に差が出てくるため、対象物はしっかり洗浄した状態で使用して下さい。一般的な消毒液としての使用濃度は0.01〜0.5%です。紫外線や高温で分解されていくので用事調整となります。

金属腐食性があるため、基本的には金属製品には使用出来ません。また、皮膚刺激性や有毒ガス発生の可能性がありますので、手袋や換気をした上で注意事項を良く読んで使用下さい。

C. 逆性石鹸 (塩化ベンザルコニウム、塩化ベンゼトニウム)

一般細菌と一部の真菌に有効。

有機物や普通石鹸の残存により効果が下がるので、しっかり洗浄・すすぎをした状態で使用して下さい。

薬剤を使用しての消毒は、使う側・使われる側共に害を伴う事がありますので、まずは他のやり方を検討してから考慮下さい。

長くなりましたが、今年はちょっとレベルアップした大掃除をしてみて下さいね。