もうすっかり夏の陽気ですね。
近所の田んぼでツバメが餌を採っている姿が見られる様になりました。

今回はそんな野鳥の話。
まだ育雛期の野鳥が多いこの時期、雛や幼鳥が怪我をしたり拾われたりする事も多いです。
公園などで「ヒナを拾わないで!」と記載されたポスターを見掛けませんか?
病院にも、「怪我をした野鳥(雛)をどうしたら良いのか」「治療は出来るのか」などの問い合わせがあります。
当院では野鳥診療は基本的には行っておりません。
持ち込み頂いても診療できかねますので、お気を付け下さい。

そこで、もし怪我をした野鳥や雛を見つけた時はどうすれば良いでしょうか。
1、近づいた時に飛んで逃げ出すなら保護する必要性は低いです。
2、雛の場合、近くに親鳥がいることが多いです。
しばらくそのままで様子を見て下さい。
もし天敵や危険な場所であった時は、近くの安全な場所に移動させて下さい。
3、保護が必要と感じたときは、最寄りの役所の鳥獣保護担当部署に問合せて判断を仰いで下さい。
さいたま市の場合は埼玉県環境部中央環境管理事務所となります。
4、野鳥の飼育は基本、法令違反です。
行政との連携を心がけて下さい。

何かしてあげたい気持ちは誰にでもあると思います。
少しの情報でももっていれば助ける手段となります。
野鳥保護に関する連絡先を確認しておいて下さい。
また野鳥を素手で触った時は、必ず手洗いをして下さいね。

体温急上昇でかき氷と戯れたい!おおくま でした。

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