野鳥の保護についてご相談を受けることがあります。

特に最近増えたのが、
「ヒナを拾ったのですが・・・」
という相談です。

巣立ち雛に関する当院の見解は、下記のアドレスにある日本野鳥の会のキャンペーンに準拠しています。もしお時間のある方は、こちらもお読み下さい。
http://www.wbsj.org/fukyu/hirowanaide/index.html

私たちは、野鳥さんが普段何を食べているのか知りません。
どうやったら、これから餌を採って自立できるのか教えることが出来ません。
野鳥さんに危機管理を教えることが出来ません。

とっさに手をさしのべる前に、保護方法について相談することをおすすめします。
埼玉県では、「埼玉県環境防災部みどり自然課鳥獣保護担当」が窓口になっているとのことです。
各都道府県によって相談先は異なるので、ご注意下さい。

ご相談いただくのは皆優しい方ばかりなので納得のいかない部分もあるかと思いますが、拾ってしまったが故に起きる悲劇もまた現実なのです。